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当社は、1918年(大正7年)個人経営颯波鉄工所を創業、颯波 寿が初代代表となり陸舶用諸汽罐、その他の鉄板製品の製造を開始して以来、ボイラーの炉筒の形状の改良につき特許を取るなど、ボイラーの製造技術と品質では日本一を誇っております。
戦後もなお業界は、旧態依然とした外国から渡来したボイラーを製造している中で、当社は炉筒煙管式ボイラーの開発に取り組み、1953年(昭和28年)わが国では初めて有馬の月光園ホテルに炉筒煙管式ボイラーを納入しました。その後この形式のボイラーの優秀性が認められるや、全国のボイラーメーカ、あるいは多くの造船メーカがこの形式の製造、販売に参入しやがて炉筒煙管式ボイラーの全盛期を迎えることとなりました。当社はこの形式のボイラーのより一層の高性能化をめざし、改良に改良を加え燃焼ガスの4回路(4パス)と、空気予熱器を標準装備、後部燃焼室を湿式(ウエットバック)にしたものを開発し、昭和30年代に日本国有鉄道の規格指定を受け、国鉄のあらゆる施設に多数納入して参りました。
1983年(昭和58年)創業65周年を迎えましたが、これを機に炉筒煙管式ボイラーのさらなる高効率化、構造の合理化、安全性の強化をめざし”WB-ES"シリーズを発表して現在に至っています。このシリーズは、ボイラー効率を従来の87%〜88%のものを、標準付属品を添付して、価格も安価にして92%以上を保証するものであり、安定した燃焼で省エネルギーに貢献するわが国屈指のボイラーメーカとして着実に進んでおり、多くの需要家から絶大な好評をいただいております。

省エネルギーの推進と地球温暖化を防止するため、このたび我々の所属する中小ボイラーメーカの組合で、平成12年度社会要請対応円滑化支援事業(組合等助成事業)にて、”ボイラーの余剰圧力を活用した圧力差発電システム並びに、その心臓部となる超小型蒸気タービンの開発”を完成しました。わが国では、原発を含む新規の発電所新設の困難性に鑑み、今後”分散発電”の必要性はますます増大するのは必至であります。このような環境のもと蒸気タービン発電機のトップメーカの(株)シンコーのご協力のもと、安価で信頼性の高いこのシステムを社会に送り出すことは、ボイラー設備のある需要家の皆様の利益につながるとともに、なお一層の省エネルギーと地球温暖化防止に貢献することは確実であります。

これからも当社は、全社一丸となって、需要家の皆様にご満足のいく製品づくりに邁進いたします。
皆様方のなお一層のあたたかいご支援、ご鞭撻をいただきますようお願い申し上げます。

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